6.平屋のススメ(お金編)
弊社が建てる家の約80%が「平屋」なのですが、
2階建てではなく平屋をオススメする理由の1つが「コスト面」です。
コストには家を建てる時にかかる「イニシャルコスト」と
家を持ち続けるためにかかる「ランニングコスト」の2つがあるのですが、
平屋は2階建てよりいずれのコストも抑えやすいからです。
というわけで今回は、
この2つのコストが抑えられる理由について
お伝えしていきたいと思います。
では、まずは一般的には間違いなく高くなると考えられている
イニシャルコストが安くなる理由についてから。
【イニシャルコストが安くなる理由】
イニシャルコストには、
「土地代金」「建築代金」「外構代金」の3つがありますが、
普通に考えたらこの3つ全てが2階建てより高くなりそうな気がしますよね。
日当たりが良い平屋を建てるためには
広々とした土地にしなきゃダメな気がするし、
そもそも平屋は高そうだし、
土地が広くなった分、庭づくりにもお金がかかりそうですもんね。
しかし、実際は平屋を建てるにしても、
わざわざ土地を広げる必要はありません。
光の確保は間取りの工夫によって解決することが出来るからです。
また、建築代金に関しても、
2階建てよりも安くすることはそう難しいことではありません。
平屋には「階段」もいらないし、
全ての部屋と収納が1階に集結することや、間取りのつくり方次第で廊下をなくすことも出来るし、トイレも1つだけでよくなるからです。
つまり、2階建てよりもずいぶんと面積を抑えることが出来るからというわけですね。
外構工事代に関しても、土地を広げず、かつ敷地に無駄な余白をつくらないように家を建てるように設計すれば、
工事面積をグンと抑えることが出来、コストを抑えることが出来ます。
そして、このように配置しつつ、プランバシーと防犯とデザインに優れた外観の設計が出来れば、
これらをカバーするための工事が全て必要なくなるので、さらに外構費用をカット出来るというわけですね。
そういう理由で、この3つの全てを駆使することによって一般的に高いと思われている「平屋」を2階建てよりも安く建てられるようにしているというわけですね。
【ランニングコストが安くなる理由】
ランニングコストには、
・電気代・固定資産税・メンテ費(外壁塗装)・改修費(水回り)・増築費(部屋)
といったものがありますが、この中で平屋にしておけば確実に抑えられるものが2つあります。
✔️電気代を抑える
環境問題への取り組みと電気料金の高騰のため、
今後は家を建てる時に太陽光発電を付けるという選択が当たり前になる傾向です。
そうなればより多くのパネルを設置することが出来る平屋は2階だてに比べて圧倒的に優位になります。
✔️メンテ費を抑える
メンテコストにしても足場が必須となる2階建てより平屋の方が確実に抑えられるでしょう。
というわけで、
これから先の金銭的な負担を少しでも減らすためにも、
これまで以上に平屋を前向きに検討してみてはいかがでしょうか?
それでは、、、